(有)美人建築設計事務所は、間取り先行の家づくりよりも、住む人がどういう人生を送りたいかを基本にした建物づくりを目指しています。無垢木材を建築材料とし、漆喰、珪藻土、和紙等の自然素材を使い人にも、地域環境にも負荷の少ない住まいづくりを実践しております。素材の美しさを素直に表現することに努め、木の温かみや肌ざわりの良さなど素材の特性を大切にしています。自然素材とは、古びてゆく形のものであり、時間がたってもそれをきたない物として消却するものでなく、生きてきた時間を楽しむことができる唯一のものです。しかし、素材の木1つをとっても同じものもなく、新建材ほど便利にはできていません。木は曲がり、割れ、ちぢみ、土は水を吸い、ひびわれが生じます。それを基礎として、そんな手間をかける職人技を期待することは難しくなってきましたが、まだまだ私達の設計に答えてくれる林業家、大工、左官職のつながりがあります。ただ完全性を求める方々には自然素材の家づくりは成立できません。職人の手技をお互い認めあうことで、自然素材の家づくりをつくってゆきます。
敷地、環境、法的な条件を調査します。それによって建てられる建物の規模、建築工法等を企画書として作成します。
企画書をもとに、クライアントの予算、希望条件、構造などを話し合います。
前回作成した企画書を基に建物の高さや面積、部屋の広さ等を作成します。また、パース等の内観・外観をプレゼンテーションし、設計者の考えを提案します。
基本設計だけでは工事はできませんので図面、模型、カタログなどを見ながら詳細設計を作成します。この頃に、仕上げ材や照明器具、水回りなどの打ち合わせを頻繁にします。
施工会社選定準備
実施設計図を施工会社に渡し、見積もりを依頼します。2~3週間位で見積書が提出されますが、内訳をチェックし、予算に合わない場合は減額項目を作成して、コスト調整を行います。
図面内容の確認後、必要書類に施主の署名及び捺印の上、役所に確認申請を提出します。
予算、技術力などを考慮の上、施工会社を決定します。その後、施主と施工会社との契約を行います。
上棟までは、建物の配置基礎など、実際に図面通り施工しているか現場に足を運び、管理者(施工会社)と現場立ち会いをし、チェックを行います。
施工会社とのやりとりは監理記録として残す事はもちろんのこと、週1回の割合で現場定例会を設け、議事を記録します。
実施設計の時に提示した材料のサンプルを発注前に監理者、施主、施工会社の間で再確認を行います。
監理者による引き渡し検査、及び施主検査をして、施主に引き渡します。
カーテン、ブラインド、冷暖房機器設置などの費用